田中靖浩先生の『会計の世界史 500年の物語』
という本が面白かったです。
会計×歴史という難しそうな内容ですが、
なんだか歴史の漫画を読んでいるような感覚で、
一気に読了することができました。
レオナルド・ダ・ヴィンチやコカ・コーラ、ビートルズなど、
興味深いエピソードばかり。
今回は、『会計の世界史 500年の物語』
について紹介します。
この本はこんな方におすすめです
『会計の世界史 500年の物語』の感想
『会計の世界史 500年の物語の構成
第一部 簿記と会社の誕生
15世紀のイタリアから17世紀のオランダが
ストーリーの中心です。
紹介されるエピソードは、
レオナルド・ダ・ヴィンチやヴェニスの商人、メディチ家、
魔女狩り、IKEAなどなど。
例えば、
なぜ帳簿をつけるための簿記という技術が誕生することになったのか?
株式会社のルーツは何なのか?
という疑問が解消されます。
第二部 財務会計の歴史
19世紀のイギリスから20世紀アメリカ、そして現代が中心です。
誰もが知っている、
蒸気船、蒸気機関車、そして自動車という
3つの発明品を絡めて話が進みます。
ロンドン大火やジョセフ・パトリック・ケネディ(JFKの父親)、
暗黒の木曜日、第二次世界大戦など、
この章も面白いエピソードばかりです。
第三部 管理会計とファイナンス
19世紀から21世紀のアメリカが中心です。
ジャズやロックなど音楽を絡めて話が進みます。
スタンフォードやゴールドラッシュ、T型フォード、
発明王エジソン、プレスリー、コカ・コーラ、ビートルズなど、
誰もが知っているであろうエピソードばかりです。
『会計の世界史 500年の物語の感想
会計と世界史という難しそうな題材で、
よくもまあここまで面白く読ませてくれるなー!
というのが正直な感想です。
歴史上の有名な人物やモノのエピソードと絡めて、
どうして複雑な会計のルールが必要となっていったのか、
ということを教えてくれるので本当に面白い。
普通の会計の本ではなくて、
会計に興味を持つきっかけとなってくれる本です。
会計に興味がある方はもちろん、
会計に苦手意識を持つ方にぜひよんでもらいたい1冊です。