会計ソフトの勘定科目と法定耐用年数って、
ご存知でしょうか。
会計ソフトには『インストール型』と『クラウド型』という2種類があり、
それぞれ勘定科目と法定耐用年数が異なります。
『インストール型』の場合
勘定科目 ⇒ ソフトウェア or 消耗品
法定耐用年数 ⇒ 5年
『クラウド型』の場合
勘定科目 ⇒ 通信費
法定耐用年数 ⇒ 無し
今回は、会計ソフトの勘定科目と法定耐用年数
について説明します。
本記事はこんな方におすすめです
会計ソフトの勘定科目と法定耐用年数って何??
会計ソフトとは??
本記事でいう会計ソフトとは、
会計を記録して処理をしてくれるソフトウェアのことです。
日々の取引を入力するだけで、
決算書の作成や消費税の集計まで行ってくれるので、
事業を行う上では必須のソフトウェアといえるでしょう。
主に会計ソフトは、
『インストール型』と『クラウド型』とに大別されます。
勘定科目と法定耐用年数も、
それぞれ異なるのでご注意ください。
インストール型の会計ソフトの勘定科目と法定耐用年数って何??
インストール型の会計ソフトとは??
インストール型の会計ソフトとは、
ソフトウェアを購入し、PCにインストールして使用する会計ソフトのことです。
よくCD-ROMの形で販売されています。
代表的なインストール型の会計ソフトとしては、
・弥生会計
・JDL出納帳
・会計王
・PCA会計
などがあります。
インストール型の会計ソフトの勘定科目とは??
インストール型の会計ソフトは、
『ソフトウェア』を使用して資産に計上します。
インストール型の会計ソフトの取得価額が10万円未満の場合には、
『消耗品』として経費処理することができます。
インストール型の会計ソフトの法定耐用年数は??
インストール型の会計ソフトの法定耐用年数は、
5年で計算します。
耐用年数表上の、
『無形固定資産』の、
『ソフトウェア』の
『その他のもの』
に該当します。
一括償却資産や少額減価償却資産という選択肢もアリ!!
インストール型の会計ソフトの取得価額が、
10万円以上20万円未満の場合には、
一括償却資産として処理することができます。
また取得価額が30万円未満の場合には、
少額減価償却資産として処理することができます。
ただし、青色申告でないと
少額減価償却資産を選択することはできないので
注意が必要です。
一括償却資産や少額減価償却資産については
こちらの記事でも解説しているのでご覧ください。
固定資産を取得した場合に、
経理処理をどのようにするかご存じでしょうか??
固定資産を取得すると、
その取得価額や状況に応じて幾通りもの選択肢が存在します。
具体的には、
[…]
クラウド型の会計ソフトの勘定科目と法定耐用年数って何??
クラウド型の会計ソフトとは??
クラウド型の会計ソフトとは、
会計ソフトを使用するためのライセンスが付与されて、
Webブラウザ上で会計ソフトを使用するものをいいます。
ソフトウェア本体を購入するわけではなく、
ライセンス料を定期的に支払うことで会計ソフトを使用します。
代表的なクラウド型の会計ソフトとしては、
・弥生会計オンライン
・マネーフォワードクラウド
・freee
・勘定奉行クラウド
などがあります。
クラウド型の会計ソフトの勘定科目とは??
クラウド型の会計ソフトは、
『通信費』を使用して費用計上します。
なお勘定科目に決まりは無いので、
『支払手数料』や『雑費』を使用しても大丈夫です。
資産計上をしないので、
法定耐用年数も存在しません。
まとめ
いかがでしょうか。
会計ソフトにはインストール型とクラウド型という2種類があり、
それぞれ勘定科目及び法定耐用年数が異なります。
看板やソファ、フォークリフトなど、
個人的に気になった耐用年数をこちらにまとめました。
良かったらご覧ください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。