アパートを取得したとき、
法定耐用年数は何年で計算をするでしょうか。
正解は…
アパートの構造によって異なる!
です。
具体的には、
鉄骨鉄筋コンクリート造 ⇒ 47年
ブロック・れんが・石造 ⇒ 38年
金属造【骨格材の厚さ次第】 ⇒ 19年~34年
木造・合成樹脂造 ⇒ 22年
木骨モルタル造 ⇒ 20年
となっています。
今回は、アパートを取得したときの法定耐用年数
について説明します。
アパートを取得したときの法定耐用年数とは??
アパートの構造によって法定耐用年数が決まる!!
アパートを取得したときの法定耐用年数は、
そのアパートの構造によって異なります。
具体的には、
鉄骨鉄筋コンクリート造 ⇒ 47年
ブロック・れんが・石造 ⇒ 38年
金属造【骨格材の厚さ次第】 ⇒ 19年~34年
木造・合成樹脂造 ⇒ 22年
木骨モルタル造 ⇒ 20年
となっています。
なかなか複雑ですね。
いろいろな構造方式が組み合わさっている場合は、
基本的に建物の主要部分の構造で判断しましょう。
主要部分とは、はりや柱、耐久壁などです。
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造の場合
鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造のアパート
の法定耐用年数は47年で計算します。
他の構造と比べて最長の法定耐用年数となっています。
やはり鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造が
一番長持ちするということでしょう。
ブロック・れんが・石造の場合
ブロック・れんが・石造のアパート
の法定耐用年数は38年で計算します。
最近はあまり新築でブロック・れんが・石造の建物は見ませんが、
やはり丈夫なので法定耐用年数も長いですね。
金属造の場合
金属造のアパートの法定耐用年数は、
さらに骨格材の厚さによって、
19年~34年に分類されます。
骨格材の厚さは、
建築設計書や仕様書にサイズが載っています。
こちらも主要部分の骨格材の厚さで判断をします。
具体的には、
骨格材の厚さが4mm超 ⇒ 34年
骨格材の厚さが3mm超4mm以下 ⇒ 27年
骨格材の厚さが3mm以下 ⇒ 19年
となっています。
木造又は合成樹脂造の場合
木造・合成樹脂造のアパートの法定耐用年数は、
22年で計算します。
合成樹脂造というのがよく分からなかったので調べたところ、
ガラスやプラスチックなど人為的に製造された化合物で造る構造
のことをいうようです。
木骨モルタル造の場合
木骨モルタル造のアパートの法定耐用年数は、
20年で計算します。
モルタルというのは砂と水をセメントに混ぜたもので、
コンクリートのようなものです。
木骨モルタル造というのは木材で骨組みをして、
モルタルで外観を仕上げる建物のことですね。
まとめ
いかがでしょうか。
一口にアパートといっても、
その構造によって19年~47年という法定耐用年数を用います。
減価償却の計算に大きな影響を与えるので、
間違えないように気を付けましょう。
実務において、判断に迷った法定耐用年数、
クライアントによく質問される法定耐用年数、
個人的に気になった法定耐用年数などをこちらにまとめました。
良かったらご覧ください。
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アパートの耐用年数
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