遺族年金は年末調整に影響する??
例えば家族が遺族年金を貰っている場合、
その遺族年金は年末調整に影響を与えるでしょうか??
正解は…
遺族年金は税法上非課税となるため影響なし!!
です。
遺族年金は税法上非課税となるため、
扶養の判定などには含まなくてOKです。
今回は、遺族年金が年末調整に影響を与えるかどうか
について説明します。
年末調整に関する記事をこちらにまとめました。
本記事はこんな方におすすめです。
扶養に入れている方が遺族年金を貰っている場合
遺族年金が年末調整に影響を与えるか気になる方
遺族年金は年末調整に影響する??
遺族年金とは??
厚生年金や国民年金の被保険者が亡くなられたとき、
遺族の方に対して遺族年金というものが支給されます。
国民年金法や厚生年金法、恩給法などの
法律に基づき支給される遺族年金については、
所得税や相続税が課税されません。
遺族年金は年末調整に影響する??
国民保険法や厚生年金法、恩給法などの
法律に基づき支給される遺族年金については、
所得税で非課税となるため年末調整には影響しません。
したがって扶養に入れている方が遺族年金を貰っている場合、
所得税の扶養の判定をするときに、
遺族年金を考慮する必要がありません。
根拠は??
遺族年金と所得税については、
国税庁HPにQandAが載っています。
Q 生計を一にしている母には、厚生年金保険法に基づく遺族厚生年金が120万円程度あります。母には他に所得はありませんが、私の扶養控除の対象とすることはできますか。 A 扶養親族や控除対象配偶者に該当するか否かを判定する場合の合計所得金額には、所得税法やその他の法令の規定によって非課税とされる所得の金額は含まれないことになっています。厚生年金保険法に基づく遺族厚生年金や国民年金法に基づく遺族基礎年金などは非課税所得ですから、お母さんの合計所得金額は48万円以下となります。したがってお母さんが他の人の扶養控除の対象になっていなければあなたの扶養控除の対象とすることができます。【出典:国税庁HP No.1180扶養控除】
雇用保険の失業給付と同じような取り扱いですね。
まとめ
いかがでしょうか。
遺族年金が年末調整に影響を与えるかどうか
についてみていきました。
遺族年金は所得税法上の収入には影響を与えません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。