【クイズで解説】1万円にアップ!取引先との「食事代」を賢く経費にする5つの常識!何問正解できる?

みなさん、こんにちは!突然ですが、仕事で取引先の方とディナーやランチに行く機会はありますか?その時の「ご飯代」、実は税金の世界でとても大きなおトクなルールがあるんです。

「いくらまでなら経費になるの?」「インボイスってお店選びに関係ある?」など、日常でよくある疑問や、知っておかないと損をする落とし穴をクイズにしました。

専門知識がなくてもゲーム感覚で挑戦できる全5問です。それでは、さっそくスタート!

第1問:取引先との食事代、税金上の「おトクな上限」はいくら?

仕事で取引先の方と食事に行く際、一定の金額までなら会社の経費(交際費の枠外)として扱いやすくなるルールがあります。現在、その「1人あたりの上限金額」はいくらでしょうか?

A:5,000円

B:10,000円

C:20,000円

【正解】

B:10,000円

【解説】 以前は「1人あたり5,000円まで」というルールでしたが、法律の改正によって令和6年(2024年)4月1日以降の支払いから「1人あたり10,000円以下」へと大幅にアップしました! 物価高でお店のメニューも値上がりしている昨今、この引き上げはビジネスパーソンにとって嬉しいニュースですね。この金額以下であれば、会社の税金を計算する上で「交際費」の厳しい制限を受けずに、全額を経費(損金)として処理しやすくなります。

第2問:1人あたりの金額はどうやって計算する?

会社のメンバー2人、取引先の方3人の「合計5人」で食事をして、お会計が総額45,000円でした。この場合、1人あたりの飲食費はどのように計算するでしょうか?

A:取引先の人数(3人)だけで割って、1人あたり15,000円になる

B:会社の人数(2人)だけで割って、1人あたり22,500円になる

C:参加した全員の人数(5人)で割って、1人あたり9,000円になる

【正解】

C:参加した全員の人数(5人)で割って、1人あたり9,000円になる

【解説】 1人あたりの金額は、支払った総額を「実際にその食事に参加した全員の人数」でシンプルに割り算します。 今回のケースでは、45,000円 ÷ 5人 = 9,000円 となり、見事10,000円以下の基準をクリアできます。会社の人間だからといって計算から除外する必要はありません。ただし、嘘をついて人数を水増しするのは絶対にNGですので、誰と行ったかをしっかり記録しておきましょう。

第3問:選ぶお店によって「上限となるレシートの金額」が変わるって本当?

会社の経費を「税抜」で計算している場合、食事をするお店が「インボイス(適格請求書)」を発行できるかどうかで、レシートに書かれた「税込金額」のボーダーラインが変わるというのは本当でしょうか?

A:本当(お店によってボーダーラインが変わる)

B:ウソ(どのお店でも税込10,000円が上限)

【正解】

A:本当(お店によってボーダーラインが変わる)

【解説】 ここが一番カン違いしやすいポイントです!会社の経理スタイル(税抜経理)によっては、インボイス制度の影響を受けます。会社が『税抜経理』を採用しており、かつ相手がインボイスを発行できるお店なら、税込11,000円(税抜10,000円)までセーフになります。しかし、インボイスを発行できないお店(免税事業者の個人経営店など)の場合、税抜経理で計算できる割合(経過措置)が段階的に減っていくため、ボーダーラインとなる支払金額は、令和8年9月30日までは10,200円、その後は10,500円、最終的には10,000円ジャストへと下がっていきます。ビジネスで使うお店を選ぶときは、インボイスに対応しているかどうかも少し意識しておくと安心です。

第4問:メンバーが変わるとルールも変わる?「社内の人だけ」の食事はどうなる?

取引先は一切絡まず、会社の役員や従業員など「身内だけ」で食事をしました。この場合も、1人あたり10,000円以下なら交際費から除外できるでしょうか?

A:社内の人だけでも、10,000円以下なら除外できる

B:社内の人だけの場合は、金額に関係なく除外できない(ルール対象外)

【正解】

B:社内の人だけの場合は、金額に関係なく除外できない(ルール対象外)

【解説】 実は、この「1人あたり10,000円以下」というおトクなルールは、社外の取引先やお客様をもてなすための食事が対象です。「社内のメンバーだけ」で食べたご飯代(社内飲食費)は、たとえ1人あたり3,000円だったとしてもこのルールの対象外となり、原則として会社の交際費扱いになってしまいます。あくまで「社外の方との関係を円滑にするための食事」と覚えておいてくださいね。

第5問:レシートを保管するだけでOK?食事のあとに必要な手続きは?

1人あたり10,000円以下の食事をし、お店から領収書(レシート)をもらいました。経費として認めてもらうためには、レシートの保管以外に何が必要でしょうか?

A:レシートさえあれば、他には何もいらない

B:食事の「日付」「参加した人の名前や関係」「人数」などの書類やメモが必要

【正解】

B:食事の「日付」「参加した人の名前や関係」「人数」などの書類やメモが必要

【解説】 せっかく金額を10,000円以下に収めても、証明する書類が揃っていないとルールを適用できません。 具体的には、「いつ」「どこのお店で」「誰と(取引先の会社名や名前、関係性)」「何人で」食事をしたのかが分かる書類やメモをしっかり残しておく必要があります。多くの会社では、経費精算書にこれらの項目を記入してレシートと一緒に提出するルールになっています。忘れないうちに、スマホのメモ帳やカレンダーに記録しておく癖をつけておきましょう!

まとめ

全5問の税金クイズ、いかがでしたか? 「1人あたり10,000円以下」という新しいルールはとても便利ですが、「社外の人との食事であること」や「参加人数のメモを残すこと」、そして「インボイスのお店かどうか」といった細かい注意点もしっかりセットになっています。

難しい法律の言葉も、こうしてクイズで紐解くと日常のビジネスに直結していることが分かりますよね。

賢くルールを活用して、気持ちよく仕事のコミュニケーションを広げていきましょう!