中古資産の耐用年数はどう計算する??

中古資産の耐用年数ってどう計算するかご存じでしょうか??

 

正解は…

その資産の経過年数に応じて計算する!!

です。

 

その資産の経過年数が長ければ長いほど、

つまり中古であればあるほど、

耐用年数は短くなります。

 

今回は、中古資産の耐用年数の計算方法

について説明します。

 

本記事はこんな方におすすめです

中古資産の耐用年数の計算方法を知りたい方

 

 

中古資産の耐用年数はどう計算する??

中古資産の耐用年数はどう計算する??

中古資産の耐用年数の計算方法は、

2つの方法が定められています。

 

原則 → 使用可能期間を見積もる方法

簡便法 → 資産の経過年数で計算する方法

 

実務で用いられるのは、

ほとんどが簡便法の方です。

 

【原則】使用可能期間を見積もる方法とは??

中古資産の耐用年数を計算するときは、

原則は固定資産の使用可能期間を見積もることになっています。

 

ただしこの使用可能期間を見積もる方法は、

ほとんど実務では使いません。

 

なぜなら固定資産の使用可能期間を正確に求めることは、

不可能に近いためです。

 

先述しましたが、

実務で使うのはほとんどが簡便法の方です。

 

【簡便法】資産の経過年数で計算する方法とは??

資産の経過年数で計算する方法では、

まずその資産が新品だった場合の法定耐用年数と、

その資産の経過年数を求める必要があります。

 

そして経過年数が、

法定耐用年数の全部を経過しているかどうかで

計算方法が分かれます。

 

・法定耐用年数の全部を経過している場合

⇒ 中古資産の耐用年数=新品の法定耐用年数×20%

 

・法定耐用年数の一部を経過している場合

⇒ 中古資産の耐用年数=(新品の法定耐用年数-経過年数)+経過年数×20%

 

ちなみに上記の計算結果が2年未満だった場合は、

自動的に2年で計算することとなります。

 

つまり中古資産の耐用年数は最低でも2年ということです。

 

また、1円未満の端数は切り捨てて計算します。

 

中古車を購入した場合の例

例として中古車を購入した場合で考えてみましょう。

 

新品の普通車の法定耐用年数は6年で計算します。

 

車の法定耐用年数については、

こちらの記事でも説明しています。

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①7年落ちの普通車を購入した場合

7年落ちということは、

経過年数が7年ということです。

 

したがって経過年数が、

法定耐用年数の全部を経過していることになります。

6年×20%=1.2年

 

1年未満の端数は切り捨てるので、

耐用年数は1年になりますが、

中古資産の耐用年数は最低でも2年です。

 

したがって、この場合の耐用年数は2年と計算されます。

 

②2年落ちの普通車を購入した場合

今度は経過年数が、

法定耐用年数の一部を経過しています。

(6-2)+2×20%=4.4年

 

1円未満の端数は切り捨てるので、

この場合の耐用年数は4年となります。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

中古資産の耐用年数の計算方法についてみていきました。

 

耐用年数が短いほど税額も少なくなるので、

ぜひご確認ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。