ボール盤の勘定科目と法定耐用年数ってご存知でしょうか。
正解は…
勘定科目 ⇒ 機械装置
法定耐用年数 ⇒ 生産される製品が属する業種によって異なる
です。
機械装置の法定耐用年数は、
その機械装置によって生産される製品が何の業種に属するか
によって判定されます。
同じボール盤であっても、
生産する製品が属する業種によって、
異なる法定耐用年数が適用されるわけです。
今回は、ボール盤を購入したときの勘定科目と法定耐用年数
について説明します。
本記事はこんな方におすすめです
ボール盤を購入したときの勘定科目と法定耐用年数って何??
ボール盤って何??
本記事でいうボール盤というのは、
色々な金属に正確に穴をあけるための機械のことをいいます。
フライス盤などと似ていますが、
ボール盤は穴あけに特化した機械となっています。
ボール盤の勘定科目って何??
ボール盤の勘定科目は、
『機械装置』を使用して資産に計上します。
なおボール盤の取得価額が10万円未満の場合には、
『消耗品』として経費処理することができます。
ボール盤の法定耐用年数は??
ボール盤の法定耐用年数は、
ボール盤を使って生産される製品が何の業種に属するか
によって判定されます。
機械装置の法定耐用年数の判定方法はこちらの記事で説明しています。
機械装置の法定耐用年数の
判定方法をご存知でしょうか。
機械装置の法定耐用年数は、
『その機械装置によって生産される製品が何の業種に属するか』
によって判定されます。
業[…]
機械装置の法定耐用年数はこちらです。
ボール盤ですと、
『金属製品製造業用』に該当することが多いのではないでしょうか。
【例】金属製品製造業のためのボール盤の法定耐用年数は??
例えばボール盤を金属製品製造業として使う場合の法定耐用年数は、
『10年』を用いて計算します。
耐用年数表上の、
『機械装置』の、
『金属製品製造業用設備』に該当するためです。
金属製品製造業用設備以外ですと、
鉄鋼業用設備 ⇒ 14年
その他の製造業用設備 ⇒ 9年
あたりが可能性としてあるでしょうか。
このように機械装置の法定耐用年数を考えるときは、
その機械装置が生産する製品が属する業種について
考える必要があります。
ちなみに耐用年数表に載っているのは、
その資産を『新品』で取得した場合の法定耐用年数です。
中古であればさらに法定耐用年数が短くなります!!
中古資産の購入だと法定耐用年数は短くなる!!
購入資産が中古の場合は、
ぜひその資産の年式をご確認ください。
その資産の経過年数に応じて法定耐用年数は短くなります。
具体的には、
経過年数が法定耐用年数の全部を経過しているかどうかで、
計算方法が分かれます。
・法定耐用年数の全部を経過している場合
・法定耐用年数の一部を経過している場合
中古資産の耐用年数は、
こちらの記事でも解説しているのでご覧ください。
中古資産の耐用年数ってどう計算するかご存じでしょうか??
正解は…
その資産の経過年数に応じて計算する!!
です。
その資産の経過年数が長ければ長いほど、
つまり中古であ[…]
一括償却資産や少額減価償却資産という選択肢もアリ!!
ボール盤の取得価額が、
10万円以上20万円未満の場合には、
一括償却資産として処理することができます。
また取得価額が30万円未満の場合には、
少額減価償却資産として処理することができます。
ただし、青色申告でないと
少額減価償却資産を選択することはできないので
注意が必要です。
一括償却資産や少額減価償却資産については
こちらの記事でも解説しているのでご覧ください。
固定資産を取得した場合に、
経理処理をどのようにするかご存じでしょうか??
固定資産を取得すると、
その取得価額や状況に応じて幾通りもの選択肢が存在します。
具体的には、
[…]
まとめ
いかがでしょうか。
ボール盤の勘定科目及び法定耐用年数についてみていきました。
他の資産の耐用年数はこちらの記事に書いています。
ぜひご覧ください。
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法定耐用年数 ⇒ 生産される製品が属する業種によって異なる
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法定耐用年数 ⇒ 生産される製品が属する業種によって異なる
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。